バレンタインの本当の意味と由来を知っていますか?
長らく「女」をやっていると、バレンタインめんどくさい!って思いますよね。男性も「もらったらお返ししなきゃいけないからめんどくさい!」って思うかもしれませんよね。
贈り物を上げるタイミングをイベントに強要されるというのは、どうにも面倒なものです。(ズボラ女としては笑)
しかし…
そんなバレンタインに飽きちゃったわたしでさえ、バレンタインの意味と由来を知って、「悪くないな~今後もやっていこう」と思えたんですよ!バレンタインという行事の由来を知ることで、続けていくべき伝統かどうかを自分で判断するって大事だな~とも感じました。
そこで今回は、バレンタインの意味と由来について、以下に紹介していきます。
バレンタインの由来を知ることで、今後のバレンタインに対する気持ちも変わるのではないでしょうか。
バレンタインの意味と由来は?
バレンタインデートは、世界各地でカップルの愛の誓いの日として2月14日に祝われる。269年にローマ帝国の迫害下で殉職した聖ウァレンティヌスに由来する記念日と、伝えられていました。
が、この聖ウァレンティヌスについての記述や由来は多数あり、どれが本当か解明はされていません。以下に聖ウァレンティヌスにまつわる伝説をまとめてみたのでご覧ください。
聖ウァレンティヌスについて
269年という時代、ローマ帝国の皇帝クラディウスはキリスト教を迫害。その迫害下でも信仰を捨てなかった聖ウァレンティヌスは、絞首刑に課せられています。
でも同じ日に、同じ名前の「ウァレンティヌス」って司祭も絞首刑になっているので、現代では「…どっち?」状態。
ウァレンティヌスの所在地の記録
- ローマの司祭
- イタリアのテルニの司教
- ローマ帝国領のアフリカの殉教者
ばらばらやんけw絶対に違う人情報がごちゃまぜになっている…
ウァレンティヌスって名前、もしかしたら日本で言うと「太郎」とか「ひろし」的な?よくある名前だったのかもしれませんね。
ひろし違いの情報多数で、ウァレンティヌスは東ヨーロッパでは聖人ともされず、バレンタインイベントもなかったみたいです。
なぜ絞首刑になったのか
また、絞首刑の罪状も以下の通り。
- ローマ帝国の皇帝クラディウスは、戦士の士気低下を懸念して結婚を禁止した!が、ウァレンティヌスはこの命に背いて結婚式を執り行ったために処刑された。
- 結婚したカップルに花を贈ったから処刑された。
- 監獄で看守家族をキリスト教に改心させたから処刑された。
時代錯誤なので「え?そんなことで?」という理由ばかり。政治と宗教が密接になると、処刑理由なんて何でもありですよね。
なぜ聖ウァレンティヌスがバレンタインの由来に?
で、そんな意味もわからない理由で絞首刑になったウァレンティヌスさんが何で恋人たちの告白の日の由来なの?って思いますよね。
多分、上記の理由の、「結婚を禁じたのに、結婚式をとりおこなったから」ってとこが理由だと思います。
更に、看守の娘と聖ウァレンティヌスが恋に落ちたという説もあります。
絞首刑の前に彼女に「バレンタインを記念して」という署名入りのラブレターを送ったことも、2月14日が恋人の日になった理由の一つです。
なぜ2月14日?
聖ウァレンティヌスが処刑された日が、2月14日だから、現代も2月14日がバレンタインデーとなっています。
バレンタインの意味と由来まとめ
- 269年に処刑された、ローマの司祭「ウァレンティヌス」が処刑されたのが2月14日。
- 聖ウァレンティヌスは、結婚を禁じたローマ皇帝に逆らって兵士の結婚を執り行って処刑された。
- 監獄で看守の娘と恋に落ちたウァレンティヌス。
- 処刑前に彼女にラブレターを書いたため、後世に2月14日が「恋人の日」とされた。
ハッピーバレンタインの意味
バレンタインは国ごとに解釈が違います。日本では、ご存知の通り女性が男性にチョコと愛を贈る日。
しかし女性から愛を打ち明ける習慣はめずらしく、世界各国では概ね「男性から女性に愛をこめた贈り物をする日」とされています。
そのときにかける言葉が「ハッピーバレンタイン」です。ハッピーバレンタインとは、2月14日に、贈り物とともにかける言葉。
バレンタインについて国ごとの違い!
日本
日本では、言わずと知れた世界的に変わった風習が、バレンタインに行われていますよね。片思いの男性に、女性からチョコレートをプレゼントして、愛を告白する日。
カップルであったとしても、女性から男性に、チョコレートやそれに準じるものを贈る日。
最近では「友チョコ」や「義理チョコ」などの亜流チョコが人気で、異性への愛の告白の日、というよりは、単にチョコレートプレゼントデーになっちゃってますね。
アメリカ
アメリカのバレンタインでは、日本とは逆に男性が女性に贈り物をします。バラとか小さなプレゼントとかを贈るのが一般的で、チョコではありません。贈る相手は「恋人」や「妻」や「母親」。
日本のように「片思いの告白」とかもなく、単に恋人同士のイベント。日本のクリスマスの恋人の過ごし方みたいな感じでしょうか。
イギリス
イギリスでもやっぱり男性から女性へとプレゼントを贈る日です。日本との類似点は、「チョコレートを贈る人が多い」こと。理由は、1868年にキャドバリー社がバレンタイン用のチョコレートボックスを発売したこと。
やっぱり商社の戦略か…と思うには、あまりにもかわいいハート型BOX。しかもバレンタインの2月になると、町中がハートや赤で飾り付けられ、愛を語らずとも心がうきうきするほどです。
バレンタインにはなぜチョコを?
けっこう有名な話ですが、日本で「バレンタインに好きな男性にチョコを贈ろう」という習慣を定着させたのは、森永製菓というお菓子会社です。
- 1936年2月:モロゾフ社が在留欧米人向けの英字のバレンタイン広告を出向⇒英語だったから日本に浸透せず。
- 1958年2月:メリーチョコレートカムパニー社が、伊勢丹の新宿店でハート型のいたチョコを販売⇒一般普及に至らず。
- 1960年1月:森永製菓が「バレンタインギフトキャンペーン」を企画⇒新聞・雑誌で展開。
- 1960年2月:森永製菓が2月14日にフジテレビで「バレンタインショウ」を放送⇒全国民に浸透!
20数年こけ続けたのに関わらず、モロゾフ、メリーチョコレートもがんばりました。が、火付け役となったのは、森永製菓でした!
なぜ女性⇒男性への贈り物?
女性の方が購買意欲が高いとして、女性ターゲットにしたんですよね。そしてそれが見事にヒット。20~30年ほど前が一番バレンタインデーは盛り上がったような気がします。
女性が勇気を出して男性に告白する日として、女性も男性も当時はドキドキした1日だった。
けど現代では、「友チョコ」とか「義理チョコ」とか、グレーゾーンのタイプのチョコが続々と出てきて、単にチョコレートで盛り上がる日になっちゃった感じですよね。
まとめ
- バレンタインの由来は、結婚が禁止されていた時代・時期に、恋人たちに結婚式を執り行っていて処刑された、聖ウァレンチヌスであるといわれている。
- バレンタインに行う行事は、国によって大きく異なる。
- 日本でバレンタインにチョコを贈る風習が生まれたのは、1960年の森永製菓の販売戦略によってである。
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