秩父夜祭 2019

東北で最大級のお祭り…それは「秋田竿燈祭り」(あきたかんとうまつり)と呼ばれ、その歴史は時代と共に、ユニークで独特な変化を遂げてきました。

毎年行われるこのお祭りは、長い竿に沢山の提灯を付けた重量約50kgにもなる竿燈が、総数280本以上も並びます。

「ドッコイショー・ドッコイショ」の掛け声の中、大きな竿燈を鮮やかに手のひらや額でさばく妙技で街を練り歩く大迫力の光景は、ここでしか見られません。

4日間行われるお祭りで、毎年140万人以上の来場者で賑わいます。

140万人もの人が全国から訪れるとなると、秋田竿灯祭り当日の近隣の道は非常に混雑が予想されますよね。

そこで今回は、周辺の交通規制の情報や、お祭りに利便性の良い宿泊施設の情報などを調べてまとめてみました!

秋田竿燈祭りに行かれる前に是非、参考にして下さい。

秋田竿燈祭りの基本情報

  • 祭り正式名称:秋田竿燈まつり
  • 開催日程:2023年8月3日(木)~8月6日(日)
  • 8月3日:前夜祭の開始時間:18:15~21:00
  • 8月3日~6日:9:00~15:00
  • 開催地:秋田県秋田市
  • 開催地住所:JR秋田駅から県道26号線「二丁目橋」交差点、「山王十字路」の間で通称「竿燈大通り」と呼ばれる約800mの区間。
  • 主催:秋田市竿燈まつり実行委員会
  • 問い合わせ先:秋田市観光振興課(土・日・祝日休業)
  • Tel:018-888-5602
  • Fax:018-888-5603
  • 公式サイト:https://www.kantou.gr.jp/
  • 毎年の動員人数:昨年で約141万人

アクセス

  • 電車:JR秋田駅から主会場まで徒歩約15分
  • 車:秋田道秋田中央ICから県道62号線経由で会場周辺まで約20分

駐車場情報

秋田竿灯祭りの駐車場は、有料・無料を合わせると50以上あります。>>駐車場をあらかじめアキッパで予約していく(登録0円)

以下に主な無料駐車場を載せるので、参考にしてください。

無料駐車場。
  1. 秋田県立体育館  56台
  2. 裁判合同庁舎   90台
  3. 秋田地方合同庁舎 80台
  4. 秋田県庁     280台
  5. 県議会正面外来  50台
  6. 秋田県庁第2庁舎 60台
  7. 地方法務合同庁舎 30台
  8. 多目的クラウンド 70台
  9. 車椅子専用駐車場
  10. 社会福祉会館   20台

    無料駐車場の詳細は「秋田竿灯祭りの公式サイト」でもご確認いただけます!

    また、祭り期間中は無料駐車場はとても込み合っています。少し遠くて有料でも言いという方は、こちらの秋田市中心市街地「駐車マップ」より、その他の駐車場もご確認いただけますので、参考にしてくださいね。

    交通規制の詳細

    秋田竿灯祭り当日は、会場周辺に大規模な交通規制がしかれます。車でお越しの方は、なるべくお祭り開始の数時間前には会場に到着することを目指しましょう。

    午前中の早い時間に来場して、近隣のお食事どころや観光地で時間をつぶす人が多いようです。お子様連れの方は、宿泊で前日から来る方も多いですね。ホテル情報も下のほうにまとめたので、是非参考にしてください。

    祭り期間の交通規制の場所についての詳細を、以下にまとめていきますね。

    交通規制の範囲。
    • 竿燈祭り主会場
      :竿燈大通り(山王十字路から二丁目橋)全面通行止め
    • 竿燈集合場所規制
      :山王大通り(市役所から山王十字路)
      :旧NHK横通り(旧NHKからトミヤ文具)
      :三交ビル裏通り(グリーンビルから田口ビル)
      :大町通り(竿燈大通りから一丁目橋通り、三丁目橋通り)
      :茶町通り(竿燈大通りから三丁目橋通り)

    上記は、関係者車両以外、車両通行止め。

    • 昼竿燈妙技会主会場:千秋公園から中土橋、全面通行止め

        交通規制詳細マップは「公式サイト・交通規制情報」をご覧ください。

        秋田竿燈祭り宿泊におすすめホテル3選

        お祭り周辺の宿泊施設も気になりますよね。沢山ある中から厳選しておすすめのホテルをご紹介します。

        ホテルパールシティ秋田大町

        このホテルは、とにかく祭り会場から近くコストパフォーマンスに優れている事を重視して選びました。

        食事は祭りや周辺グルメを食べるから素泊まりでいいと言う場合、大人1名4,000円程度から宿泊できます。

        祭り会場はもちろん、飲食街やコンビニも近く祭り目的の宿泊には持ってこいのホテルです。全館Wi-Fi無料で最上階にはレストランも完備してます。

        ホテルパールシティ秋田大町の基本情報。
        • 名称:ホテルパールシティ秋田大町
        • 住所:秋田県秋田市大町2-6-25(秋田駅から徒歩5分)
        • Tel:018-863-2525

          ルートイングランティア秋田SPA RESORT

          スーパー健康ランドの「華のゆ」が併設されているホテルで旅や祭りの疲れを天然温泉にゆったりとつかり癒されます。

          温泉も壷風呂やかまくら風呂などもあり、エステもマッサージも楽しめるのでお子様も大人も十分満喫できるホテルだと思います。「海鮮ダイニング はなの夢 まぐりや」もあるので新鮮な魚介類や美味しいお酒も楽しめますよ。

          ルートイングランティア秋田SPA RESORTの基本情報。
          • 名称:ルートイングランティア秋田SPA RESORT
          • 住所:秋田県秋田市中通5-2-1(JR秋田駅から徒歩15分送迎ワゴン有り)
          • Tel:018-825-5411

          秋田ビューホテル

          とても食事が充実しているホテルで本格中華やフレンチを楽しめたり、目の前で新鮮な海や山の幸を料理してくれるライブキッチンがあったりと食事を満喫できます。12階にあるバーで秋田の夜景を見ながらのカクテルも最高です。

          朝食は、各専門シェフが調理するバラエティ豊かに並ぶブッフェスタイルなので子供にも大人気です。

          秋田ビューホテルの基本情報。
          • 名称:秋田ビューホテル
          • 住所:秋田県秋田市中通2丁目6-1(JR秋田駅から徒歩3分)
          • Tel:018-832-1111

          秋田竿燈祭りの歴史

          1980年に国重要無形民俗文化財に指定され、東北3大祭りの一つである「秋田竿燈祭り」の始まりは遥か昔、江戸時代以前からの「ねぶり流し」が起源とされています。

          ねぶり流しとは、五穀豊穣や真夏の邪気や睡魔を払う事を祈願したお祭りのこと。

          江戸時代には既に、長い笹竹の竿に数多くの灯火を付けて、太鼓を打ち鳴らし町を練り歩く竿燈祭りの原型があったと伝わっています。

          ねぶり流しでは笹竹に願いを込めた短冊を吊るし、祭りの最後に川に流すというもの。笹に短冊…そして願いとくれば、秋田竿灯祭りはかつては「七夕祭り」として祝われていたことが、容易に想像できますね。

          ねぶり流しの意味は、「ねぶり」は眠る事を指します。

          病にかかると寝てはいけない、横になっていると睡魔が来るから。

          病の原因を絶とうとして、邪気や睡魔を川に流すことから「ねぶり流し」と名づけられたといわれています。

          現在の竿灯祭りは、短冊に置き換わり、蝋燭や提燈がまつりの装飾として使われるようになりました。時代を重ね、ねぶり流しから発展し、現代秋田の独自スタイルに変化してきたと言えるでしょう。

          笹竹からより長い竿に変わり、提燈の数も更に多くなっています。竿の長さと提燈の数は、一番小さいもので『幼若』と呼ばれ、長さ5mに提燈は24個つけられます。

          一番大きいもので『大若』と呼ばれ、長さ12m、提燈46個、重さは50kgまでになります。

          現代の秋田竿灯祭りの目的は、五穀豊穣や災厄を払う事はもちろんですが、この大きな竿燈を手のひらや額、肩や腰を使い「流し」「平手」といった竿燈の妙技で、観客を魅了することに重きを置かれています。

          そしてこの妙技は、竿燈ごとに技術を競いあってもいるのです。

          どの竿燈が見事な妙技を見せてくれるのか…操り手も観客も、一体になり魅了され、祭りは大いに盛り上がります!

          この260年以上の歴史ある秋田竿灯祭りには、「差し手」と呼ばれる竿燈だけではなく、竿燈を盛り上げる「囃子方」や竿燈の妙技を競う「昼竿燈」、「夜竿燈」があり、それぞれの役割の中でお祭りを盛り上げます。

          総数280本もの竿燈が並んだ光景は美しくも大迫力で、熱気にあふれています。

          秋田竿灯祭りに来た人はみな、この280本の竿燈パフォーマンスに、ただただ圧倒されて目を奪われるでしょう。

          さいごに

          東北三大祭、日本三大提燈祭りとして毎年東北の夏を熱気でつつむ、秋田竿燈祭りの魅力についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

          妙技として国の無形指定文化財にもなっている竿燈のパフォーマンスは圧巻。

          夏のお出かけ先が決まっていない方は是非、秋田へのご旅行をご検討ください!

          最後まで読んでくれてありがとうございました。