仙台 七夕 祭り 日程

2023年度は、仙台の七夕祭りは開催されます。

日本で一番有名といわれている仙台の七夕祭りの、花火スポットの穴場はもうチェックしましたか?

以下に、仙台七夕祭りの歴史と、2023年の開催情報、花火の穴場スポット、おすすめお土産品、ツアー情報をお届けいたします。お出かけ前の参考にしてくださいね。

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仙台七夕祭りの基本情報

仙台七夕祭りの基本情報
  • 開催日程:2023年8月6日(日)~8日(火)
  • 時間:9:00~22:00頃
  • 開催地:仙台駅周辺「ハピナ名掛丁」「ぶらんどーむ一番町」などのアーケード街
  • 七夕飾り:8月6日(日)~8月8日(火)終日
  • 仙台七夕花火祭】8月5日(土)19:15〜20:15 場所:仙台西公園付近一帯(予定)
  • 仙台城跡七夕ナイトイベント】8月6日(日)~8月8日(火)18:00〜20:00 場所仙台城跡
  • 主催:仙台商工会議所
  • 主催の電話番号:022-265-8185
  • アクセス:JR東日本【あおば通駅】【仙台駅】、東北自動車道仙台宮城ICより車で15分
  • 駐車場:近隣にコインパーキング多数あり→「仙台駅周辺の駐車場」ページ内ジャンプ

    過去の仙台七夕まつりの来場者数

    8月5日(前夜祭)  450,000人
    8月6日  772,000人
    8月7日  1,387,000人
    8月8日  1,786,000人

    蓮

    いち、じゅう、ひゃく、せん、まん・・・って178万人?!!178万人?!!(2回目)17万人じゃないですよ!178万人です!約180万人!!!

    前夜祭ですら45万人。まさに日本一の七夕祭りですね!

    仙台七夕まつり・迷ったときの観光案内所4ヶ所

    イベント会場や見所、各種祭りに関する案内をしてくれるインフォメーションが駅近くに4件もあります。

    遠方から来た方は、見ごたえのある飾り場所などを、ここで教えてもらえますよ!

    蓮

    また、迷子ちゃんにもわかるように、パパママははぐれたときの待ち合わせ場所にするといいですね!

    仙台七夕祭りの花火・8月5日の前夜祭について

    前夜祭には、仙台七夕花火祭が開催されます。

    仙台七夕祭りの前夜祭・花火基本情報
    • 場所:大町西公園付近(予定、仙台西公園から訂正しました)
    • 花火打ち上げ数:16,000発!スターマインなど多数!
    • 打ち上げ場所:仙台市内中心部の広瀬川河畔
    • 笹飾り:仙台駅から中央通、一番町どおりのアーケード街にかけて。周辺部商店街でも素朴な笹飾りが。

    ここ、仙台七夕祭りの花火は観光客に大評判なのをご存知でしたか?

    普通、夏祭りの花火というと「混み過ぎている」「自分のペースで歩けない」「人ごみで見られない」「穴場がわからない」などと、不満の声も多く挙がります。

    しかしここ、仙台七夕祭りの花火は「穴場だらけ」でとても快適に見ることができるんです。

    蓮

    おすすめ穴場スポットが周辺にたくさんありすぎて、どこを紹介していいかもわからないくらい!

    むしろ、紹介しなくても、一見さんの観光客でも自力で探せるほどなんです!

    花火を簡単に穴場で観覧できるなんて最高ですね。今年の夏は仙台で行われる日本三大七夕祭りと、余裕を持って観覧できる花火をお楽しみください!

    仙台七夕祭りの花火の特徴

    仙台の七夕祭り前夜祭の花火が穴場が多い理由は、広瀬川河畔だからという点。川辺での打ち上げなので、仙台市のいたるところ、360度から花火を見ることが出来るんです!

    しかもその年によって花火のテーマが変更!2023年はどんなテーマの花火を見ることが出来るのか、今から楽しみですよね!

    仙台七夕祭り・穴場スポット!NGスポット!

    ★8.6 仙台七夕🎋. #パート2 です #仙台七夕祭り #とてもきれい

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    仙台七夕祭り前夜祭花火のおすすめスポット&NGスポット
    • おすすめスポット!
      ⇒川沿い!
      ⇒広瀬通
      ⇒青葉山(駅から川向こうまで歩きます)
    • NGスポット
      ⇒駅周辺

    まず、花火観覧のNGスポットは駅周辺です。高い建物もあるためか、花火を見ることが出来ません。観光客の方は駅から歩いて川沿いを目指しましょう。

    そしてOKスポットはまさにその「川沿い」です!

    「なんだ、穴場って探し回るほどじゃないじゃないか」と拍子抜けするほど、打ち上げ場所の近くの川沿いで、おなかに響く花火を鑑賞することが出来ます。

    そして七夕飾りでにぎわう商店街を抜けていく、広瀬通も名花火鑑賞スポットです。穴場…というよりは、腰をおろして見られる場所として、例年ござやシートを敷いて鑑賞している人を見かけます。

    座って花火が見たい人は、100均などの折りたたみ簡易腰掛を持参してもいいですね!

    16,000発ならば、時間もゆっくりと楽しめます。

    近隣のビルの上階や屋上などから花火を鑑賞している姿もよく見られます。「高いところからでいいなぁ~」なんて、観光客はうらやましくなっちゃいますよね。

    そしてちょっと足を伸ばせる方は、駅から川向こうの青葉山がおすすめ穴場スポットです。花火が大好きで全体像にこだわってみたい!という方は思う存分堪能することが出来るはず!(個人的な感想です)

    わたしは、駅からぶらっといける川沿いで十分と思いますが、毎年行かれる方は見る場所を変えてみてはいかがでしょうか?

    仙台七夕祭り・交通規制

    祭り期間中は、七夕飾りメイン通りを中心に交通規制がしかれます。

    遠方から車でお越しの方は、周辺にあるコインパーキングをあらかじめチェックの上、規制に巻き込まれないよう注意してくださいね。

    仙台七夕祭りの見どころは飾り!

    仙台の七夕祭りは、実は地元の方々が「期待していくとがっかりするよ~」なんて言われるほどに、「静」の要素の強い祭りです。

    ねぶた祭りなどにくらべると、伊達政宗などの出し物のインパクトが弱いとも言われますが、仙台七夕祭りの見所はなんと言っても、町全体の七夕飾り!

    その年によって飾り付けの趣向もかわります。

    以下に、過去来場者の感想・口コミをまとめてみましたので、参考にしてください!

    みどころまとめ
    • 東一番町のアーケード街の飾りと短冊は見ごたえあり!
    • 2017年はアニメ系キャラクターの飾りが多かった!
    • 週末に七夕祭りが重なると、とにかく人手がものすごい!
    • 街全体規模で七夕飾り!どこへ行っても見所だらけ!

    くす玉飾り!

    くす玉は、故人の霊を慰めるため、ざるに紙の花を付けて飾られていました。

    仙台市に住む森権五郎さんが、昭和21年に「庭に咲くダリアの花のように」と、竹かごに京の折り紙で飾ったくす玉をつくり、普及させたといわれています。

    その後くす玉はひろまり、今では吹き流しと共に仙台七夕祭りの飾りつけの主流となっています。

    「清楚・倹約」の意味を込めたくす玉は、倹約に作られたにもかかわらず、色鮮やかで豪華絢爛!作った人の想いが込められた名作の数々です。

    仙台七夕祭り・おすすめ散歩ルート

    #仙台七夕祭り #吹き流し #定禅寺通アーケード

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    • 仙台駅~勾当台公園
      :定番のコースで人も多いが「これぞ仙台の七夕祭り!」
      :「ハピナ名掛丁」はとにかく観光客や地元民であふれているので、家族連れの方は離脱をおすすめします!
      :写真はここで撮っておくといい記念になるでしょう!
      :その年になぞらえた「願掛け」が飾られています。熊本復興のくまモンなど。

    「サンモール一番町」という商店街の、青葉通り以西では、比較的ゆっくりと散歩しながら飾りを堪能することが出来ます!

    おまつり広場

    • 日付:8月6~8日
    • 時間:11:00~21:00
    • 場所:勾当台公園市民広場
    • 各種ステージイベント
      七夕の歴史を学べる展示
      宮城のおいしい食材を集めた出店
      七つ飾り作成体験
      短冊記入コーナー
      星のステージエリア
      七夕伝承館エリア
      織姫・彦星ひろば
      踊りましょう通り
      七夕食堂エリア
      つなぎ横丁
      定禅寺通り

    蓮

    見所はたくさんありすぎて、どこを紹介すればいいのかわからないくらいです笑

    藤崎百貨店の本店前の飾りは観光客にも大人気。ピンクが基調の年と、オレンジが基調の年を経て、2019年はどんな色の飾りになるのでしょうか

    蓮

    立ち止まって撮影している人も多数要るので、ぶつからないよう気をつけてくださいね。

    ただ、仙台駅から勾当台公園までの七夕飾りを歩きながらみるだけでも「来た価値あり!」と思える見ごたえ!

    仙台の七夕祭りは、ほとんどが紙製の吹き流しなのも大きな特徴の一つですね。

    仙台のほかの観光情報

    仙台七夕館では、伝統であり名物であるくす玉や、仙台七夕祭りの飾りを年間を通してみることが出来ます。

    お土産・名産品

    折角仙台まで来たのならば、仙台の名産品をお土産に買って帰りたいですよね!仙台七夕祭り期間中には商店街や「おまつり広場」の出店などで、この地域の名産品が売られています。

    よく見かけるのは「牛タン」や「笹かまぼこ」かな?

    かまぼこの国「ささかま館」では工場見学などもすることができるので、お子様連れで楽しめそうです。が、当日の営業状況については事前に要確認です!

    ささかま館はお土産も買えて見学もできて時間をかけて楽しむことができますが、仙台駅からは距離があります。

    車移動は必至なことをあらかじめご了承くださいね。

    「そこまで行かなくても、近場でお土産選びたい放題の場所は?」という方には、仙台駅の駅ビルや地下をおすすめ!お土産選びたい放題でたくさんありますよ。

    かまぼこの国「ささかま館」

    住所:仙台市若林区鶴代町6-65
    連絡先:022-238-7170

    仙台七夕祭りの由来・歴史

    仙台七夕祭りの歴史を語るためには、かの有名な戦国武将・伊達政宗に時代を遡ります。

    伊達政宗の時代

    「なけきこし 人のわかれに くらふれは ほしのちきりそ うらやまれぬる」

    独眼流の通称で有名な伊達政宗公は、七夕に関する歌を8首も詠んでいます。上の歌の意味は・・・「涙ながらの人の別れの中、星の契りをうらやましく思う」といったところでしょうか。(私の解釈です)

    伊達政宗公の時代にはすでに、仙台では七夕祭りが祝われていたんですね。正宗公の詠む「人の別れ」とは「死」を意味している様子。

    「七夕は としに一たひ あふときく さりてかへらぬ 人のゆくすえ」

    こちらも正宗公の、七夕を詠んだ歌です。「七夕は、年に一度、会うと聞く。去りて帰らぬ 人の行く末」という歌。

    人間は死んだら二度と会えないのに、七夕は年に一度会えるんだ(うらやましい)という意味でしょうか。(私の解釈です)

    ・・・どうも正宗公、亡くした人を悔やみ、年に一度の七夕の逢瀬をうらやましいと感じているようです。現代とは違う戦国の世だからこそ、惜しむべき多くの命への想いを、七夕の歌として残したのですね。

    正宗公の時代は、仙台七夕祭りは7月7日に行われていました。祭りの内容を日程別に詳しく書くと、以下の通りになります。

    • 7月6日の夕方頃
      :笹竹をかざって、姫星と彦星を祭ります。
      :手習いや手芸の上達を願い、わらで作った七夕馬を屋根にあげ、豊作を祈りました。
    • 7月7日・8日の朝
      :笹竹の小枝を落として、太い竹の棒はそのまま物干し竿に。
      :この日は「七日浴(なぬかび)」「七日盆」と呼ばれ、みそぎをしてお盆祭りに入る準備をする日。
      :落とした小枝は七夕飾りのついたまま、広瀬川に流し、自身も水を浴びて体を清めたそうです。

    明治6年~第一次世界大戦後

    明治6年、新政府によって暦が変わり、仙台七夕祭りも徐々に衰退。

    第1次世界大戦後の不景気も、悪いほうへの追い風となりました。

    幕末の頃の七夕祭りと比較して、「往事のそれに比較する時は到底及ぶところではない」と、伊藤清次郎著の【仙台昔語電狸翁夜話】にも記されています。

    昭和2年

    不景気を吹き飛ばし、仙台七夕祭りをよみがえらせようと、昭和2年に地元の有志たちが集まり、華やかな七夕飾りを復活させました。

    これをみた仙台っ子は拍手喝采!飾りを見るために、町は人で溢れ返り、かつての七夕祭りの賑わいを取り戻したのです!

    昭和3年

    仙台商工会議所と、仙台協賛会の共同開催で、「飾りつけコンクール」が催されました。さらなる仙台七夕祭りの活性化をねらったこのイベント。

    見事に大当たり!8月6日、7日、8日の3日間にわたる仙台七夕祭りが完全復活を遂げた記念すべき年となりました!

    仙台の町全体がお祭りムードで、交通制限が行われるほどの混雑ぶり。しかし再び暗雲は訪れます。

    第2次世界大戦の時代

    見事よみがえったかに見えた仙台七夕祭りですが、再び沈静化。飾りは町から消え去りました・・・。

    終戦後の昭和21年に、1番どおりの町の焼け跡に、52本の竹飾りが。

    焼け跡に七夕飾り。「涙が出るほど懐かしい」と新聞で報じられるほど、疲弊しきった戦後の困窮な生活の中に、古きよき時代を思い起こさせました。

    昭和22年、昭和天皇が仙台に。お迎えするために5,000本もの竹飾りのアーチが、巡幸沿道に飾り付け。

    その後の仙台市民の「仙台七夕祭り」復興にかける熱意は、並々ならないものがあり、現代に至るまで数々の進化段階を経ました。

    現代では七夕飾り(吹き流し・くす玉)だけではなく、以下の催しも。

    仙台七夕祭りの内容

    ステージイベント
    飾りの製作体験コーナー
    フードコート「お祭り広場」

    伊達政宗公の時代から、2度の衰退にもめげずに立ち上がり、仙台七夕祭りは日本一の七夕祭りといわれるまでになったのです。

    さいごに

    書きたいことがあふれてきて、落ち着きのない記事になってしまってすみません><

    日本一の七夕祭りと言われながらも、イベントや催しもさることながら、祭りにいたるまで一つ一つ丁寧に、想いを込めて作られた飾りこそが一番の見所。そんな仙台七夕祭りの魅力は、とても言葉では書ききれません。

    「この時間にイベントがあるからここにいなきゃ!」というせせこましさがない、落ち着いて自分のペースで一つ一つのくす玉の想いを受け取ることが出来ることこそ、仙台七夕祭りの最大の魅力といえるのではないでしょうか。

    戦争を経験していない私たち世代ですら、戦後の復興に込めた仙台市民たちの想いが、胸に染み入る素敵な夏休みとなるでしょう。

    最後まで読んでくれてありがとうございました。

    仙台市民・商店街の皆様、毎年お祭りの準備、お疲れ様です。今年も楽しみにしております!