- 刺青祭りってなに?
- 浅草の三社祭はなぜ、刺青の男女が集うの?
毎年国内外から多くの観光客を動員する、浅草の三社祭。
江戸の三大祭の一つとして、歴史あるお祭りです。特に毎年話題になるのは、名物の神輿のかつぎ手!
浅草の町の魅力と共に、そんな三社祭の詳細について紹介していきます。
三社祭の基本情報
- 日程:2023年5月19日(金)~21日(日)
- 住所:東京都台東区浅草2-3-1
- 主催:浅草神社
- 連絡先:03-3844-1575
- アクセス:各線『浅草駅』より徒歩10分
例年100万人以上もの人が押し寄せるといわれている三社祭。毎年5月第3週の金・土・日曜日に開催されます。例年開催される5月は、お祭りとして早い!と思われるかもしれませんね。そう、三社祭は、夏を先取りした感のあるお祭りなんですよ。
三社祭には、ちょっと変わった伝統があり、別名『刺青祭り』と呼ばれているのをご存知でしょうか。
なぜ三社祭は刺青祭りと呼ばれるの?
浅草神社⛩三社祭2022😊 pic.twitter.com/Mt4VojKODU
— nakaji takeshi (@NakajiTakeshi) May 20, 2022
江戸三大祭の一つ、歴史ある『浅草の三社祭』には、『刺青祭り』という別名があります。
なぜだかこの三社祭のお神輿を担ぐのは、背中に立派な刺青をした人が多数いるんですよね。 100万人以上もの観光客の多くは、この名物「刺青集団」による神輿担ぎを見に行くといっても過言ではありません。
女性もお神輿を担ぐ
毎年五月に行われる浅草三社祭では芸者衆の手古舞が出るのでぜひ見に来てください(*´∀`*)
五月開催だけど、三社は夏のお祭りということで、芸者衆の装いはこの期間中だけ盛夏になります。手古舞も絽の襦袢で盛夏バージョンです。
写真は去年の三社祭、とも香さんと千文さん。 pic.twitter.com/9zUX34byJ1— ハルカ 布天神なう (@tenchopupu) 2018年3月5日
日本の地方によっては、女性は神輿を担ぎませんよね。女性は神輿を触るのもダメ!って地域もあるくらいなのに、ここ浅草の三社祭は違います。
女性も、男性顔負けの立派な刺青をほどこし、入れ墨やタトゥーのある背中をセクシーにあらわにして、お神輿を担ぎます。
その頼もしさは必見の価値あり!と、毎年多くの人が三社祭に押し寄せるのですよね。
なぜ刺青の男女が集うの?
1872年から行われるようになった浅草の三社祭。
2007年に「三社祭で神輿をかつぐ30数団体のうち、実に7割が暴力団員である」などと報じられたことがあります。
地域柄、刺青男女の絶対数が多かったのかもしれませんね。この報道から規制がすすみ、2015年には担ぎ手の「刺青禁止」というルールが設けられました。
けれども2017年度の三社祭の様子をみると、やはり刺青男女が多数いたように思えます。規制よりも伝統パワーが勝ったということでしょうか。
規制がすすめば、観光客の名物である「刺青まつり」としての伝統が終わることになるのでしょうか?
日本では入れ墨はいい印象がないかもしれませんが、海外ではタトゥーを入れるのは割とハードルが低い国もあります。日本でも意識改革して、三社祭を観光誘致に利用できるといいですね。
今後の動向を見守っていきたいです。
三社祭の注意点
浅草三社祭の注意点は以下の通りです。
- すごい人ごみである!
- 動きやすい格好で!
- 大人数で行く場合は、はぐれたときの集合場所などあらかじめ決めておく
- 荷物は少なくしておく!
- 貴重品の管理をしっかりして、すりや紛失に気をつける
最後に
刺青祭りと名高かった浅草の三社祭。
2015年に規制がかかって、担ぎ手の刺青禁止になって、残念に思う方と、安心される方それぞれでしょう。どちらにせよ、国内外から多くの人が押し寄せる、江戸三大祭の魅力は健在。
人ごみを覚悟して、歩きやすい服装でお出かけくださいね。
読んでくれてありがとうございました。