新しい年が始まり、年始の挨拶が済むと、バタバタと年始行事が押し寄せてきて焦りますよね?正月に気が緩んでいた分余計に、1月のイベントの多さに疲弊しちゃいます。
新年早々、疲れてしまわないように、1月にやることをしっかりと把握して、順にこなしていきましょう!
1月は1年の始まりであり、「1年の計は元旦にあり」と、昔から言われ、とても大切な月です。
そんな「1月にやること」についてまとめてみました。
1月の主なイベント
元旦、元日(1月1日)
元旦と元日を区別無くつかってはいませんか?
実は、元旦は1月1日の朝のことで、1月1日そのものは元日となります。
意外と知らない人が多いんですよね。私も知りませんでした^^;
正月(1月1日~3日)
「お正月」「三が日」と言われますが、一般的にお正月は1月3日までとなります。
歳神様(お正月に家に迎えて祭る神様)を迎える行事というのがもともとの意味です。ですから、そのために門松をたて、しめ飾りを用意し、鏡餅を飾るのは歳神様を迎えるためのものなのです。
そして、3日までを3箇日、7日までを松の内と言います。ただ、地方によっては15日までをお正月とするところもあるようです。
書き初め(1月2日)
新しい年になって初めて書や絵を描く行事です。1月5日には、日本武道館で「全日本書き初め大会」が開かれています。
7草粥(1月7日)
1月7日は、もともと「人日の節句」の日でした。
この日に7種類の野菜である芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)の入った7草粥を食べると、1年間無病息災で過ごせると言われています。
1月7日にスーパーに行くと、これらの食材をまとめたセットが野菜コーナーに売られているはず!それを家で湯がいて刻んで、おかゆに入れればOKです。
鏡開き(1月11日)
お供えをしていた鏡餅を下げ、食べる日です。そして、無病息災を祈るのです。
鏡餅を切るとは言わないのは、鏡餅に歳神様が宿っていると考えるため、開くという言葉が使われています。
かなづちで叩いてもなかなか開かない場合は…私は包丁で開かせていただきました…ひーおばあちゃんも包丁で開いてたし!
小正月(1月15日)
お正月を終える日という古くからの習慣で、この日かその前日までにはお正月の飾りである門松(歳神様が降りて立つ時のその家としての目印)、注連縄(歳神様をお迎えする神聖な場所という印)などを外します。多くの地域では、どんと焼きもこの日前後に行われますよね!
成人式(1月第2月曜日)
毎年成人の日には、満20歳になった男女を祝う儀式を、各自治体や企業で行ないます。
古くは、成人を祝う通過儀礼があり、男子では元服、女子では裳着(もぎ)というものがありました。現在の成人式の基となったと言われているのは、1946年に埼玉県で行われた「青年祭」と言われています。
これは、戦争に負け誰もが深い傷を負う中、未来を担う若者たちに希望を持ってもらいたいと、埼玉県蕨町の青年団長により企画され行われたそうです。これが、全国に広まり、今の成人式となっています。
大寒(1月20日)
ことばの通り、1年の中で最も寒い時期ということで、立春までの期間を指してます。大寒ちかくの成人式で雪が降ることも多く、数年おきにニュース映像で、成人式の晴れ着で雪の中を歩く若者が映されてますよね。
1月に、子供のためにやること一覧
- お年玉の準備
- 子供のお年玉の入金
- 新学期の準備
- 冬休みの宿題の確認!
お正月、子供のためにやることも意外と多いんですよ。夏休みと違って、冬休みはあっという間なので、学校関連もけっこうバタバタしちゃうんですよね^^;
お年玉の準備
お年玉は、「御歳魂」として大切な年中伝統行事の一つ!
お年玉はもともと、歳神様からの送り物としていただいた「身祝い」のことで、歳神様から新しい歳に授かる「魂」を意味し、歳神様に供えた鏡餅をお供えから下げて年少者に分け与えたのが始まりと言われています。
ですから、お年玉は「御歳魂」とも言われていました。知らなかった…小額でも、子供にあげた方がいいんですね!
子供のお年玉の入金
子供のお年玉は、子供名義の銀行に預けるのがおすすめ!
お年玉をもらうのは幼い子供から大人になるまでの長い期間です。お年玉の金額は家によって様々です。小学生の高学年や中高生であれば、お金の管理は自分で出来るのでそのまま渡しますよね。
でも、幼児や小学生の低学年の場合、お金の感覚がわからず、お小遣いとの違いもわからないので、親が管理して貯めているお家も多いのではないでしょうか。
子供名義で口座を作っておいてそこに入金して貯めてあげておくと、子供が大きくなりお金を自分で管理するようになった時、子供に喜ばれるのでおすすめです。
新学期の準備
引き出しの中身、絵本バッグ、笛、習字セット、冬休みの宿題、コートやマスク、なわとび…
しっかり準備しときましょう!冬休みの期間は地方によって様々です。北国を除き、大半はお正月から1週間くらいで新学期が始まります。
ですから、お正月気分もほどほどにしながら、新学期に供えて必要な物を準備していく必要があります。
冬休みの宿題の確認
冬休みではありますが、宿題が出されている学校も多いのではないでしょうか。冬休みに入って子供もぬくぬくとくつろいでしまい、宿題が後回し…というのはよくあること。新学期の前日に慌てることのないように、宿題の確認を早めにしておくのがいいと思います。
我が家は完全こどもに丸投げ。ママ一切口を出さずにいたら、小学3年生まで忘れ物ブラックリストのトップに。4年生から全て自分でやるようになりました^^;おすすめしていいのかどうかわからないけど…
その他、1月といえばこんなことも!
- 初詣
- 初日の出
- 年賀状、年始挨拶
- 正月料理
- 正月遊び
- 福袋
- 初夢
- 年賀状の当選調べる
- 箱根駅伝を見る!
- 大学入試のセンター試験
初詣
新年になって、初めて神社やお寺、寺院などに参詣し、一年の幸せを祈願することです。もともとは元旦の日の参詣することでしたが、時代の流れの中で期日も変わりました。
今では、松の内(1月7日)までの詣でを「初詣」と言うようになりました。
初日の出
最近は、12月31日にカウントダウンをして、新年を迎える風潮があります。が、そもそもは、年の初めの日の出が上がることで、新しい年が明けたとされていました。
ですから、1年の始まりである日の出を観ることで気持ちを新たにし、今年1年の幸せを祈願する人も多くいます。
1年の最初の行事のひとつですね。
年賀状、新年の挨拶、
最近は、年賀状をメールで済ませる方も増えています…。が、それでも、年賀状を出す方はまだまだ多いと思います。年賀状でも、メールであっても、お世話になっている方々、友人知人に新年の挨拶をする週間はまだ健在な習慣です。
特に、自分の先祖への挨拶は欠かすことなく行うことで、1年の開運につながります。
正月料理
お正月に欠かせない料理を紹介しましょう。
- おせち
- お雑煮
- お餅
お雑煮
お雑煮は古くから食べられており、始まりは、平安時代と言われています。
もともと餅はお祝いごとや特別な「ハレの日」に食べる「ハレ」の食べ物だったそうです。
歳神様に供えた餅や里芋やにんじん、大根などの野菜を、新年最初に井戸や川で汲んだ水と共に新年最初の火で煮込み、元旦に食べたのが始まりだそうです。
雑煮という言葉は、色々な具材を一緒に煮るというところから来ています。
食べ物に感謝する気持ちを、毎年元日に思い出せそうですよね。
お餅
お正月にお餅を食べるのは、平安時代に宮中で行われていた「歯固めの儀」(健康と長寿祈願)に由来しています。
又、餅は長く伸びて切れないことから、長寿を願う意味も含まれていると言われています。
正月遊び
正月の代表的な遊びと言えば、かるた、百人一首、凧揚げ、羽根つき、福笑い等があります。
昔、おもちゃや様々なゲームがない頃、家族そろって、これらの遊びをして楽しんでいました。今は、様々なゲーム機器があり、伝統的な遊びが少なくなりつつあるのかもしれません。
ちなみに我が家では、かるた、百人一首、バトミントン、ブロックス、ウノ、トランプ、カタンなどなど。スイッチとかある家庭では、家族でTVゲームもありそうですよね!
福袋
お正月の初売りと共に楽しみが福袋。最近では、中身も選べたり、予約が出来たりするようになりました。
もともと福袋というのは、福の神様と言われる大黒天様が打ち出の小槌や米俵と共にあっ変えている大きな袋のことを呼ぶそうです。あの、サンタさんみたいに肩にかついでいるやつね。
これが、お正月の初売りと結びついたのには諸説があり、江戸時代に半端な布切れなどを袋に詰めて初売りしていた説と、明治時代に松屋が、新築後初めての新年に、売値より高い品物を中に入れて福袋として販売したという説があります。
また、仙台や、名古屋などでも福袋の販売の記録が残されていると言われています。
いずれにしても新年の買い物の楽しみとして福袋は定着しているお正月のイベントですよね。
初夢
初夢は、新年に最初に見た夢と思われやすいのですが、一般的には、元日から2日の朝にかけて見る夢となっています。
ですが、時代によっては、大晦日から元旦に見た夢、2日~3日に見た夢というような時もあったようです。
縁起が良い夢と言われる言葉として「1富士、2鷹、3なすび」が有名ですね。ちなみに我が子は「ドラえもんの夢見た!」だそうです…悪くはなさそうだが…わからんw
寝る前まで見ていたテレビの残像を見たと思われる笑
年賀状の当選調べる
1月中旬に行われるお年玉付き年賀状の当選発表。頂いた年賀状を一枚一枚、調べるのも1月に行われる欠かせない出来事のひとつとなっています。
毎年1月15日くらいに新聞で発表されますよね。郵便局に言っても、当選番号の紙をもらうことができます。
東京箱根往復大学駅伝競争(1月2日~3日)
毎年行われる東京箱根間往復駅伝競走。今年は95回目でした。毎年20を超える大学が参加し、1日目は東京から箱根へ。2日目は、箱根から東京に戻る駅伝。東京箱根間の10区間で合計217.1kmを各大学から選ばれた選手10人で走ります。
お正月のゆったりとした時間を過ごすと共にテレビ放映を観ながら、抜いたり抜かれたりする選手につい熱くなっている人も多いのではないでしょうか。
せっせともちを食べてる間に、たまーにぶっちぎる選手がいてもりあがります笑
大学入試センター試験(1月13日以降の最初の土・日曜日)
受験生にとって、1月は人生の大きな山場の月です。受験生にとっては、この点数によって大学の志望校が決まるという気の抜けない大切な試験です。
1月にある記念日
1月には様々な記念日があります。
- ひとみの日(1月3日)
…ひと(1)み(3)の日=瞳の日。目を大事にしよう!とコンタクト会社が提唱。 - タロ、ジロの日(1月14日)
…南極に置き去りにされたタロとジロが、1年後の1月14日に生存確認できた、記念すべき日! - 兵庫安全の日(1月17日)
…阪神淡路大震災の日の教訓を思い出すために、兵庫県が提唱。 - 玉の輿の日(1月20日)
…1905年の1月20日、アメリカの金融財閥モルガン商会の社長の甥が(←甥?じゃあこの人別になんでもないのにw)、来日。芸者のお雪を見初めて結婚したそうな。お雪さんは「日本のシンデレラ」と呼ばれてもてはやされ、それで「玉の輿の日」と。 - 中華まんの日(1月25日)
…1902年のこの日、北海道旭川で、日本の観測史上最低気温のマイナス41度を記録したため、「寒い時はあったかいもの」として中華まんの日が制定されました。
…「この日何の日シリーズ」おもしろすぎますね!中華まんの日なんて、おでんの日でもよかったのかも笑
まとめ
- 1月1日…元日、元旦
- 1月2日…書初め
- 1月3日まで…正月
- 1月7日…七草粥
- 1月11日…鏡開き
- 1月15日…小正月
- 1月第2月曜日…成人式
- 1月20日…大寒
- お年玉の準備と入金
- 新学期準備
- 冬休みの宿題
- 初詣
- 初日の出
- 年賀状、年始挨拶
- 正月料理
- 正月遊び
- 福袋
- 初夢
- 年賀状の当選調べる
- 箱根駅伝を見る!
- 大学入試のセンター試験
以上、1月についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。改めて意味深い1月を知って頂けたでしょうか。
伝統的なこの深さを味わい1年の良い始まりとして1月を過ごしていきたいものですね。