- 鯉のぼりいつから飾る?
- 鯉のぼりいつまで飾る?
- なるべく長く鯉のぼりを飾りたい人向け!
我が家は息子が2人。
ルーズな母は、毎年4月29日くらいのゴールデンウィークに「忘れてたぁ!」と慌てて、しまっていた鯉のぼりを開封⇒飾る!
そして5月5日が過ぎると再び封印。その間わずか1週間。
年によっては3日くらいの年もあります笑。
鯉のぼりを見てると、
ひな祭りの「3月3日過ぎて飾っていると嫁に行き遅れる」って恐怖の暗示を思い出すから。
「かわいい息子たちが婿に行き遅れたら大変!」って気持ちで鯉のぼりを早々に片付けてるけど、そもそも鯉のぼりに、
そんな負のジンクスあるのかしら…?(ありません)
片付け忘れたら、婿いけないなんて、実際は聞いたこともないんですよね。
そこで、婿にいけない不安払拭のためと「せっかくもってる鯉のぼり、なるべく長く飾りたい」というもったいない精神から、鯉のぼりをいつからいつまで飾っていいのか調べてみました!
同じように「鯉のぼりをなるべく長く飾りたい!」というパパママ、以下を是非参考にして下さい!
鯉のぼりいつから飾る?
世間一般で見ると、鯉のぼりは各家庭で大体4月中に飾られ、5月上旬にしまいます。
大体周りの家庭のベランダをみても、鯉のぼりスケジュールはそんな感じですよね。みんなに聞いても、
- 「なんとなく」
- 「適当」
- 「だいたいで」
- 「お宅が飾ったら、うちも飾ってる」
とか…。
Σ(゚д゚;) なんと!ルーズな我が家を基準にしてる人もいた!大丈夫かオマエ!!?
これはますます鯉のぼりをいつからいつまで飾るのか、厳密に調べなくては!私が転んだら、あやつも転んでしまう団子パターンの危機!
で、調べに調べましたよ。図書館まで行って。該当する本探してもらった上に、回答が載ってないから司書さんにまでききましたよ。司書さんの返事は当然「さぁ(どーでもいいわ!)」でしたよ、はい。心の声も聞こえてくるレベル…(;д;)。
そう、鯉のぼりの飾る明確な時期って、ネットでも図書館でも見つけることが出来なかったんです。
しかしわからなかったで終るわけにはいきませんよね。
かわいい息子たちと、近所のルーズなあいつのためにも…!
そこでさらに自分なりに掘り下げて、鯉のぼりを飾る時期を検証してみました。
鯉のぼりの歴史
鯉のぼりを飾る時期がなんでわからないかというと、そもそも鯉のぼりの由来が、一種の流行からはじまったようなものだからです。
詳しくは別記事↓↓に書いたため、割愛させていただきますね。
鯉のぼりは江戸時代の武家が発端。男子の立身出世を願うために、紙に書かれた鯉の絵と、鯉を模倣した吹き流しを掲げたのが、鯉のぼりの起源です。
中国の登竜門にちなんだ鯉は、男の子の立身出世の象徴として瞬く間に人気を呼び、庶民の合間に広まるまで時間はかかりませんでした。
最初は絵に描かれていた鯉も、いつの間にか吹き流しになりカラフルになり数を増やし、天球・矢車で装飾されて、現代の私たちのよく目にする鯉のぼりにまで進化しました。
庶民の間で流行った鯉のぼりは、装飾面でより顕著な変化を遂げたのです。
「あっちの家よりもうちのほうがすごい!」という見栄や対抗心が、鯉のぼりの装飾変化に影響を与えたことは、暗にうかがえます。
そうした装飾変化を可能にしたのは、鯉のぼりの明確な定義がなく、由緒ある伝統行事でもなく、鯉のぼりが単なる流行から始まった自由な存在であるからではないでしょうか。
鯉のぼりを「飾る」ことは時代を超えて残った習慣ですが、「飾る時期」が明確でないのはそのためです。そもそも鯉のぼりは、飾っても飾らなくてもいい、自由な装飾なんです。
鯉のぼりのかざり始め
なーんだ。結局鯉のぼりをいつから飾るって、明確に決まってないんじゃないか!
そう、5月5日の子供の日にかかっていれば、鯉のぼりを出すのはいつでもいいんですよ。
とはいえ、昔からお祝い事や飾り行事がかぶることは避けられてきました。
たとえば、ひな壇と鯉のぼりを同時に飾るようなことは、さけたほうが無難なのはお分かりいただけますよね。
というわけで、鯉のぼりの1歩前の、日本の伝統行事を調べてみました。
すると、3月20日頃に「春のお彼岸」があり、これが鯉のぼりの直前伝統イベント。
でました!
ついに分かりました!
鯉のぼりをいつから飾る?という疑問の答え!
それは、3月20日頃の春のお彼岸の後から(いつでも)です!
といっても早すぎると「奥さん、早すぎるよ」ってご近所さんに言われちゃいそうですよね。
うちが鯉のぼりを飾るタイミングで、「そろそろうちもか」と飾り始めるあのルーズなお宅も、さすがに3月には「早すぎね?!」って気付くレベル。
なので鯉のぼりを飾るのは、無難に4月の上旬~中旬くらいからでいいのではないでしょうか。
400年という浅い歴史ではあるものの、江戸時代から続いてきた庶民の習慣。
ここは日本の伝統行事にのっとって、「大安吉日」を選ぶべきでしょう。
鯉のぼりを飾り始めるのは4月上旬の大安吉日で、晴れている日に決定です!
3月25日、3月31日、4月6日、4月11日、4月17日、4月23日、4月29日
いつまで飾る?
さて、鯉のぼりがルーズな我々にぴったりな、「けっこうゆるやかなスケジュールで飾っていい」物だとお分かりいただけたところで、次は鯉のぼりをしまう時期を考えて見ましょう。
そう、しまう時期だって明確なものはなく、「5月5日に鯉のぼりをしまわないと、男子が婿に行き遅れる」なんてこともありません。
鯉のぼりを飾る時期が、直前伝統行事の3月20日の春のお彼岸だとすると、しまうのは当然5月5日の次の伝統行事までって期限になりますよね。
で、調べてみたところ、5月5日の次の日本の伝統行事は6月10日頃の「入梅」です。
梅雨入りですね、要するに。
つまり、鯉のぼりをしまう日は5月6日~6月10日までの、やっぱり大安にしておきますか?
ってことで2024年の5月6日~6月10日の大安吉日、調べてみました。
5月9日、5月15日、5月21日、5月27日、6月2日
しかしちょっと考えてみてください。
「鯉のぼりは5月5日過ぎたらしまえよ空気」が、日本のいたるところに流れていません?
5月5日にしまい忘れたら、「忘れてますよ、奥さん」なんて声かけられそう。
ましてや6月9日まで出しておいたら、飾っているというよりは「使った後に洗濯して乾かしてるの?」レベル。
そう、さすがに6月過ぎて飾るのは、アレだと思うんですよ。
なのでやっぱり近所の目を気にしつつ、5月9日、15日辺りの晴れた日に、鯉のぼりをしまう感じでいいんじゃないでしょうか。
全国の鯉のぼり祭りのスケジュールから学ぼう!
さて、鯉のぼりをいつからいつまで飾るべきか、大体の目安が決まったところで、日本全国の有名な鯉のぼり祭りのスケジュールを調べて見ました。
有名どころで、なるべく期間の長いものを以下にまとめてみたので、ご覧ください。
- 4月14日~5月6日:定山渓温泉渓流鯉のぼり祭り(北海道)
- 4月10日~5月6日:北上展勝地さくら(鯉のぼり)まつり(岩手県)
- 3月25日~5月6日:こいのぼりの里まつり(群馬県)
- 4月1日~5月6日:杖立温泉鯉のぼり祭り(熊本)
- 4月28日~5月13日:竜神峡鯉のぼりまつり(茨城)
- 4月4日~5月6日:東京タワーこいのぼり&巨大さんまのぼり(東京)
いかがでしょうか?!!
特に群馬のこいのぼりの里まつり、攻めてますね~3月25日スタート!
3月20日の春のお彼岸過ぎたらOK説を裏付けてくれています!一方で竜神峡鯉のぼりまつりが5月13日終了で一番遅め。終了時期も、6月近くなると洗濯物と間違われる説を、地味に裏付けてくれているのを感じます。
ちなみに全国鯉のぼり祭りのイベント詳細情報も記事にまとめているので、ぜひお出かけの参考にしてください!
鯉のぼりいつからいつまで飾る?まとめ
長らくお付き合いくださってありがとうございます。今年に鯉のぼりを何時から何時まで飾るかは、以下の通りです。
3月25日、3月31日、4月6日、4月11日、4月17日、4月23日、4月29日
5月9日、5月15日、5月21日、5月27日、6月2日
1ヶ月以上も飾ることが出来るなんて、鯉のぼりを買った甲斐があって嬉しくなっちゃいますね!
毎年数日しか太陽をおがめない、我が家の不憫な鯉のぼりちゃんたちも、今年は1ヶ月間しっかりと、日の目を見せてあげようと思います!
雨の日はしまうの?
さてさて、鯉のぼりをいつからいつまで飾ればいいのか、スケジュールを紹介したところで、もう一つの鯉のぼり疑問にお答えしていきます。
それは「鯉のぼり、雨の日はしまうの?出しっぱなしでいいの?」
という疑問。
鯉のぼり、雨の日も、うちではいつも出しっぱなしです。
というのも、ほら、我が家は例年3日~7日くらいしか飾らないから、
雨の日に鯉のぼりがずぶぬれって事態がそうそうなかったためですよ。
4月上旬から5月半ばまで、1ヶ月という長い期間鯉のぼりをかかげるならば、当然雨の日の対処法も考えていかねば!
というわけで、鯉のぼり雨の日の対処法について以下に論じていくので、もうちょっとお付き合いくださいね。
鯉のぼりの素材はナイロン?ポリエステル?
鯉のぼりの雨の日の対処法を考えるには、まず鯉のぼりの素材から考えなければいけません。
たいていの鯉のぼりメーカーで、鯉のぼりの素材は「ナイロン」か「ポリエステル」に絞られます。
そこでこの二つの素材を「雨の日」にさらした場合を想定してみましょう。
- 撥水性→△
- 耐水性→△
- 褐色性→×
- 価格→◎(安い!)
- 撥水性→◎
- 耐水性→◎
- 褐色性→◎
- 価格→×(高い!)
ざっと言えばこんな感じです。
ポリエステルは高価ですが、耐久性は水への耐久性は抜群!
「うちは男子が4人なの」ってご家庭は、ポリエステル製の鯉のぼりで決まりですね。
そしてそう、雨の日に、仮に外に出しっぱなしにしたい方も、ポリエステル製の鯉のぼりをおすすめします。
ナイロン製鯉のぼりを雨の日に出しっぱなしにすることは、劣化がすすむのでNGですね。
鯉のぼり、雨の日の対処法まとめ
さて、鯉のぼり、雨の日はしまうかしまわないかはご家庭次第。
- ナイロン製→劣化が早いためしまうべき
- ポリエステル製→水に強いためだしっぱでも大丈夫
「雨の日しまうの、だるいよ」って方は、ちょっとお値段ははりますが、ポリエステル製の鯉のぼりをオススメします。
上のポリエステル製鯉のぼり、価格は19,800円です!
高い中で安めなのを探してみました。
中には78,000円とかもありましたが、一般家庭では難しいですよね。
高価なものはおじいちゃんに期待しましょう。
こちらのナイロン製鯉のぼりの価格は8,000円。
やっぱりナイロンは安いですね。
雨の日に出し入れする手間隙をかけられる性格のまめなお母さんや、「2~3年しか使わない」という短期間の方にオススメです。
五月人形・兜はいつからいつまで?
ここにきて急に思い出した、五月人形と兜についての飾る時期にも触れておきましょう。
五月人形・兜もやはり明確な飾る時期は決まっていないのですが、兜は本来戦いにいく前の必須装着アイテムです。
戦いにおける「先手必勝」の意味をこめて、出来るだけ早く飾ることが望まれます。勝ちに行く男子を育てたい母は、3月20日の春分の日を過ぎたらすぐ、兜出しちゃっていいんじゃないでしょうか!
兜ならば室内装飾。
鯉のぼりと違って近所の目にも触れません。
誰かに「早すぎね?」といわれることもないでしょう。
兜は男子1人に付き1個
ちなみに兜は男子1人に付き1個必要といわれています。
「昔じいちゃんのために飾られていたかぶとだよ~」と譲り受ける場合もあるのですが、それよりも、初節句に新たに買うのが昔からのセオリー。
我が家も実は父方の親戚からいただいたものを未だに飾っていますが、NGと言われるとなんとなく毎年「いいのかな~いいよね?」とご先祖様と心の交信をしながら飾ることに(怖)。
しかも兄弟兼用で飾っていましたw
「兜は一人に一個」なんて知らなかった∑(゚◇゚///)
今年は…小さいの買うか…orz
ほとんどが3万円越えの兜だけど、安いの見つけました…約2,916円。
うう、貧しくてごめんよ、次男ヾ(。>﹏<。)ノ
さいごに
さて、鯉のぼり、いつからいつまで飾るの?という疑問と、雨の日どうする?
問題についてお伝えしてきましたが、参考になりましたか?
男の子の健やかな成長を願って、なるべく長い期間、
空駆ける竜の姿をながめられたらいいですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。